slurpd - スタンドアローン LDAP 更新複製デーモン
/usr/local/libexec/slurpd [-d debug-level] [-f slapd-config-file] [-r slapd-replog-file] [-t temp-dir] [-o]
slurpd は、slapd データベースの更新を別の slapd データベースに伝播するために使う。 slapd が複製ログを作成するように設定しておけば、 slurpd はその複製ログを読み取って、変更内容をスレーブの slapd に LDAP プロトコルを使って送る。 slurpd は通常、OS のブート時に(普通 /etc/rc.local から)起動される。
通常 slurpd を起動すると、フォークを行って起動した tty から自分自身を切り離し、 複製ログ(設定ファイルの replogfile ディレクティブかコマンドラインオプション -r で指定するもの)を読み取る。 複製ログが存在しないか空であれば、 slurpd はスリープ状態になる。その後、定期的に再開して伝播すべき変更が あるかを確認する。
slurpd がスレーブの slapd に伝播すべき変更があることを検出すると、 複製ログをロックし、プライベートなコピーを作った後に、ロックを開放する。 そして、スレーブの slapd のそれぞれに対して自己をフォークして更新処理を行う。 各子プロセスは、 slapd 設定ファイルにある replica ディレクティブの binddn オプションに指定されている DN で スレーブの slapd にバインドし、変更内容を送る。
スタンドアローン LDAP デーモンについて詳しくは slapd (8) を参照。
slurpd は replication ディレクティブの設定を slapd.conf (5) から読みとるが、他の設定(TLS の設定など)は ldap.conf (5) を使うことに注意。
slurpd を起動し、フォークして端末から切り離し、 slapd によって生成された複製ログを処理するには、 次のようにするだけである。
/usr/local/libexec/slurpd
代替の slapd 設定ファイルで slurpd を起動し、大量のデバッグ情報を標準エラーに出力するには、次のようにする。
/usr/local/libexec/slurpd -f /usr/local/etc/openldap/slapd.conf -d 255
ldap (3), ldap.conf (5), slapd.conf (5), slapd.replog (5), slapd (8)
"OpenLDAP 管理者ガイド" (http://www.OpenLDAP.org/doc/admin/)
OpenLDAP は OpenLDAP プロジェクト (http://www.openldap.org/ )が開発/管理している。 OpenLDAP はミシガン大学の LDAP 3.3 リリースより派生した。
稲地 稔 inachi@ldap-jp.org