ldapdelete - LDAP エントリ削除ツール
ldapdelete [ -n ] [ -v ] [ -c ] [ -M[M] ] [
-d debuglevel ] [ -f file ] [
-D binddn ] [ -W ] [ -w passwd
] [ -y passwdfile ] [ -H ldapuri ]
[ -h ldaphost ] [ -P 2|3 ]
[ -p ldapport ] [ -O security-properties ]
[ -U authcid ] [ -R realm ] [
-r ] [ -x ] [ -I ] [ -Q ] [ -X
authzid ] [ -Y mech ] [ -Z[Z] ] [ dn ]…
ldapdelete は、ldap_delete (3) ライブラリ関数に対応するコマンドラインインタフェースである。
ldapdelete は LDAP サーバに接続してバインドした後に、1個以上のエントリを削除する。 1個以上の DN 引数が与えられていれば、 その識別名を持つエントリを削除する。 個々の DN は、RFC 2253 に定義されている LDAPv3 文字列表現を用いて与える必要がある。 引数 DN を与えない場合には、標準入力(あるいは -f オプションで 指定したファイル file)から DN のリストを読み込む。
- -n
- 何が行われるのかを示すが、実際にエントリを削除しない。 デバッグを目的に -v とともに利用する。
- -v
- 冗長モードで実行する。標準出力に多くの診断情報を書き出す。
- -c
- 継続操作モードにする。エラーが報告されても ldapdelete は削除を継続する。デフォルトではエラーを報告した後に終了する。
- -M[M]
- ManageDsaIT 制御を有効にする(referral エントリを通常のエントリと同様に扱う)。 -MM の指定は、サーバで ManageDsaIT 制御を利用できない場合に、 操作を実行しないようにする。
- -d debuglevel
- LDAP のデバッグレベルを debuglevel に設定する。 このオプションが効果を持つためには、 ldapdelete をマクロ LDAP_DEBUG 付きでコンパイルしておく必要がある。
- -f file
- 各行に DN の記述されたファイル file を読み込み、それぞれの DN について LDAP 削除を行う。
- -x
- SASL の代わりに簡易認証を使う。
- -D binddn
- LDAP ディレクトリにバインドする識別名 binddn を指定する。
- -W
- 簡易認証のためのプロンプトを出す。 これはコマンドラインにパスワードを指定する代わりに利用する。
- -w passwd
- 簡易認証のためのパスワード passwd を指定する。
- -y passwdfile
- 簡易認証のためのパスワードにファイル passwdfile の内容すべてを利用する。
- -H ldapuri
- LDAP サーバを参照する URI を指定する。 URI 中にはプロトコル、ホスト、ポートのみを指定できる。 URI のリストは、各 URI を空白かカンマで区切って指定する。
- -h ldaphost
- LDAP サーバが動作しているホストを指定する。 このオプションは時代遅れなので -H の利用を推奨する。
- -p ldapport
- LDAP サーバに接続するための TCP ポートを指定する。 このオプションは時代遅れなので -H の利用を推奨する。
- -P 2|3
- 利用する LDAP プロトコルのバージョンを指定する。
- -r
- 再帰削除を行う。 指定した DN がリーフでない場合、リーフに至る子のすべても削除する。 削除するかどうかの確認は行わないので、 このオプションを指定すると ldapdelete はツリーのかなりの部分を削除 してしまう可能性がある。注意して利用すること。
- -O security-properties
- SASL のセキュリティプロパティを指定する。
- -I
- SASL 対話モードにする。常にプロンプトを出す。 デフォルトでは必要なときにだけプロンプトを出す。
- -Q
- SASL 非対話モードにする。プロンプトは出さない。
- -U authcid
- SASL バインドのための認証 ID を指定する。 認証 ID の型式は実際に使用する SASL 機構に依存する。
- -R realm
- SASL バインドのための認証IDのレルム(realm)を指定する。 レルムの形式は実際に使用する SASL 機構に依存する。
- -X authzid
- SASL バインドのための要求認可IDを指定する。 authzid は次のフォーマットのいずれかである必要がある。 dn: <識別名> あるいは u: <ユーザ名>
- -Y mech
- 認証に使う SASL 機構を指定する。このオプションを指定しなければ、 サーバがサポートする最良の機構を選択する。
- -Z[Z]
- -ZZ StartTLS (Transport Layer Security)拡張操作を発行する。 もし -ZZ が指定されたならば、コマンドはこの操作の成功を要求する。
コマンドの実行例を次に示す。
ldapdelete "cn=Delete Me,dc=example,dc=com"
これは、DN が "cn=Delete Me,dc=example,dc=com" であるエントリを 削除しようとする。もちろん削除を行えるようにするには、 おそらく認証情報を与える必要があるだろう。
エラーが起きなければ終了ステータスは 0 となる。 エラーが起きれば 0 でない終了ステータスが返り、 標準エラーに診断メッセージを書き出す。
ldap.conf (5), ldapadd (1), ldapmodify (1), ldapmodrdn (1), ldapsearch (1), ldap (3), ldap_delete (3)